転写とは
①DNAの塩基配列をもとにRNAを合成すること。
②RNAポリメラーゼが行う
③原核:RNAポリメラーゼは1種類。真核:3種類RNAポリメラーゼ Ⅱ
原核 生物 |
RNA polymerase ポリメラーゼ |
真核 生物 |
RNA polymerase Ⅱ=(メッセンジャーRNA) タンパク質になる領域の転写 RNA polymerase Ⅰ=(リボソームRNA) |
⑤RNAポリメラーゼはDNA上のプロモータに結合し転写する
⑥真核生物の転写産物はプロセッシングを受けて成熟したmRNAとなる。
プロセッシング:(スプライシング+キャップ付加+ポリA付加)
転写直後のRNA(転写直前) :Primary Transcript(最初に転写されたもの) :Pre RNA |
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↓ | |||
プロセッシング | |||
cap付加 5′-cap |
● | 特殊ヌクレオチド 7メチルグアノシン |
リボソーム が認識する |
ポリA付加 3′-polyA |
AAAAA | アデニン(アデノシン) | 翻訳効率 をあげる |
スプライシング | 切りだし反応 ※スプライシングの パターンはいくつもある ※選択的スプライシング (alternative) |
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↓ | |||
mRNA |
※ 真核生物の多くの遺伝子はエキソンとイントロン構造から成立つ
エキソン | コード領域 | スプライシングで残る |
イントロン | 非コード領域 | スプライシングで切りだされる |
⑦スプライシングとはイントロンを切りだす過程
※選択的スプライシング
(alternative:選択的:オルターネーティブ)とは
スプライシングパターンを変えることで同じ遺伝子から異なる遺伝子産物を作ることができる。
選択的スプライシングを変えることで限られたコード領域から多くのタンパク質(ポリペプチド)を作る事が出来る。
ヒトの | コード領域 | 2-2.5万 |
↓選択的スプライシングパターンで | ||
タンパク質 | 5-10万 |
センス鎖 | |
アンチセンス鎖 | 転写の鋳型 |